伊達さんの日記・龍が如く見参感想文
HPのコンテンツでやっている「伊達さんの日記」でまとめてみました
( ´∀`)フハハハハ
しかしあまりゲームについて触れてなかったりしますし、なんだかパラレルな出来なだし、そもそも、うちのコンテンツの「伊達さんの日記」を見てない人にはわけがわからないものだと思いますので、追記であげておきます。
( ・∀・)
しかし、私はいつかこのブログにリアルな日付をリンクさせた「伊達さんの日記」を書きたいと思っていたのに、こんなに早くその日が来るとは…(苦笑)
桐生が休みだったため、おやつに、一緒に「鍋プリン」を作っている時に遥が帰ってきた。
「ただいま! どうしたの? おじさんを羽交い絞めにしたりして」と聞くので「この馬鹿がプリンが固まる前に鍋から外そうとするので必死に止めているところだ」と説明する。
桐生はこういう作業を待つのが本当に苦手で、この間もおやつに「シャービック」という牛乳で溶かして冷凍庫で固めて作る即席アイスみたいなのを遥と作っていたら全部に指の跡を付けてやがったので、「このいやしんぼが!!!」と滅茶苦茶に怒ったのだ。
もうこれから桐生の分のおやつだけ「フルーチェ」を出そうかと思ったほどだ。
遥はあまり気にせず、ランドセルから一冊の雑誌を取り出した。
「じゃあさ、プリン固まるまでこれみんなで見ようよ」
見てみると、それはゲームの雑誌のようだった。ファミコン通信と書いてある。
しかし、俺の家にはゲームはないし、俺も大昔にゲーセンでゼビウスをやった以外はゲームというものはほとんどなにも知らない。桐生もまあそんなもんだと思う。
これはゲーム機を買って欲しいなあ、というおねだりか?
しかし、遥は家の手伝いもよくするし、成績もいいし、その位のわがままはいいかもしれない。
と、思っていたらちょっと違っていた。
「あのね、クラスの男子が貸してくれたの。これに載ってるゲームにおじさんと私にそっくりな人が出てるんだって」
とページを開いて見せてくれた。
時代劇のゲームで祇園が舞台のものらしい。
確かに桐生に顔も名前もそっくりの男が載っている。
主人公の男の名は「桐生一馬之介またの名を宮本武蔵」もうこの見出しだけで俺は撃沈してしまい、面白すぎて本をまともに読めなかった。
桐生はぶつぶつと「何だよコレ!? 俺の方が男前じゃねえか! 俺はこんなに顎長くねえぞ!!」と文句を言っている。
遥は「私ゲームってよく知らないけど、この記事は面白かったからって貸してくれたんだよ」と、まあ一種の話題のために持って帰ってくれたようだ。
「ねー、おじさんに似てるでしょう?」
「おう、確かにこのふてぶてしそうな態度とかそっくりだなあ。この一馬之介って野郎もシャービックが固まるまで待てずに指で押すタイプだろうなあ」
「お、俺こんなか?! こんななのか?」
「この遥に似てる子は何だか薄幸そうだな、俺、ゲームでもこういうの見るのは嫌だなあ」
「そう? 別に私じゃないし」
「お、俺だって、別にこれ俺じゃねえよ!!」
遥がちょっと残念そうに「でもね、伊達のおじさんに似てる人は出てないんだよ」と言った。
「いや、俺別に出てなくてもいいけどな」とあっさりと会話を終わらせようとしたら、桐生が「ひょっとしたら載ってないだけで、出るかもしれねえぞ? 色町なんだろ? この舞台」と明らかに間違った誘導をしている。
「伊達のおじさん、どんな役がいい?」と遥が聞くが正直思いつかない。
前の職を考えたら役人とかが適任なのかもしれないが、どうも、そういう気分でもない。
「うーん。俺はしがねえ町人の役がいいな。毎日毎日小豆が何か売って小さい利益でこつこつやるような」
遥は、あははと笑っているが桐生は、「そんなの面白くねえよ。伊達さんもこういう着物着たら面白いじゃねえか!」と熱くなっている。
しかし、桐生が指さすのは自分に似たキャラの着てる着流しではなくて遊女の赤い着物とかである。
無視してプリンの固まり具合を確かめる。
何せ鍋いっぱいに作ったので、けっこう時間がかかるのだ。
「うーん、あとちょっとかなあ」
震わせてその震え具合で見極めるが、周囲はけっこう固まっているが、中央があと少しだ。
「わーいv 美味しそうvv 今日プリン食べたいなあと思ってたの」
と遥が大皿を用意してくれた。
「あ、遥。でもあと20分位は……」
言うが早いか、鍋を桐生が引っ手繰って「俺も食べたかったんだよv」と大皿の上にひっくり返した。
止める間もなく、中央を起点にずたずたに割れるプリン。
中央はまだ液状のままのプリンがどろりと流れ、鍋肌には無理やり引き剥がされたせいで、カラメルが悲しくこびり付いている。
「まだ早ぇんだよ!! ボケ!! 第一型は湯せんして外すんだよ!!!」
とファミ通を丸めて桐生をボコボコにする。
遥が「それ、借りた本だから!!」と叫んでいた。
